Binary Option Salon
バイナリーオプションを始めるために(その2)

そもそも、海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの定義とは?
海外バイナリーオプション
海外に本社があるバイナリーオプション業者(証券会社やFX会社など)でバイナリーオプションをすること
日本国内バイナリーオプション
日本国内に本社があるバイナリーオプション業者(証券会社やFX会社など)でバイナリーオプションをすること
と言えます。
では、実際に日本国内と海外の業者では、具体的にどのような違いがあるのかをみていきましょう。
日本国内バイナリーオプション(バイナリーオプション規制後)の取引方法
日本国内バイナリーオプションの基本的なルール
いくつかの判定レートと購入価格(UPの場合とDOWNの場合)が提示される
判定時刻にその判定レートよりも「上がるのか?(UP)」「下がるのか?(DOWN)」を購入する
予想が当たれば → 1000円の払い戻し
予想が外れれば → 購入金額は0円になる

海外業者のバイナリーオプション(バイナリーオプション規制前)の取引方法
海外バイナリーオプションの基本的なルール
○分後(○秒)の判定時刻に今の為替レートから「上がるのか?(HIGH)」「下がるのか?(LOW)」を決めて購入する
予想が当たれば → 購入金額の1.6倍~2.0倍の払い戻し
予想が外れれば → 購入金額は0円になる

「海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの違い」
ペイアウト倍率の違い
海外バイナリーオプションの場合
ペイアウト倍率は一定です。
1.8倍のペイアウト倍率のバイナリーオプションを選んだ場合には、
レートがどう変動しても、
予想が当たれば、1.8倍の払い戻し(ペイアウト)
予想が外れれば、0円
つまり、購入時点のレートが102.250円で判定時刻のレートが
102.251円とたった0.001の上昇だったとしても、
予想が当たれば1.8倍になるのです。
国内バイナリーオプションの場合
ペイアウト倍率が変動します。
払い戻し額の方が1000円と固定されているため、
購入価格が1円~1000円の範囲内で変動する仕様となっています。
判定時刻の予想レートと現在レートとの価格差が大きい → 難易度が高い → 購入価格が安い → ペイアウト倍率が高い
判定時刻の予想レートと現在レートとの価格差が小さい → 難易度が低い → 購入価格が高い → ペイアウト倍率が低い
という関係にあります。
つまり、FXの仕組みに近く、できるだけ現在レートよりも大きく変動して、
予想が当たらないとペイアウト倍率は低いままなのです。
判定までの時間の違い
海外バイナリーオプションの場合
判定までの時間は
30秒、60秒、1分、2分、5分、15分、1時間、2時間
という設定が可能です。
ほとんどの方は
30秒、60秒、1分、2分、5分、15分
を選ぶかと思います。
判定までの時間が短い → ペイアウト倍率が小さい(1.6倍~1.8倍)
判定までの時間が長い → ペイアウト倍率が高い(1.8倍~2.0倍)
国内バイナリーオプションの場合
購入開始から判定時刻までは
最短2時間
という設定になります。
途中からでも購入することができるため、
判定時刻の最短1分前まで購入ができます。
通貨ペアの違い
海外バイナリーオプションの場合
5~20通貨ペア、金相場、株式相場、仮想通貨など
様々な商品に対して取引が利用できます。
国内バイナリーオプションの場合
4~7通貨ペア
ほとんどが日本円関連の通貨ペアとなっています。
税金面の違い
海外バイナリーオプションの場合
総合課税/雑所得で課税されます。
国内バイナリーオプションの場合
申告分離課税で課税されます。
税率:20.315%
海外と国内のバイナリーオプションの違いについて考える
規制によって国内バイナリーオプションは
バイナリーオプションの本来のメリットを失ってしまったといえます。
元々、バイナリーオプションは
30秒後、1分後・・・の為替レートが上がるか下がるかで
予想が当たれば約2倍
予想が外れれば0円
というシンプルな投資でした。
「どれだけレートが上がったのか?」は関係がない為
購入時点のレートが102.250円
判定時刻のレートが102.251円
と0.001円の上昇でも、資金が約2倍になるチャンスがあったのです。
しかも、これが最短30秒で何回も繰り返すことができるのですから
バイナリーオプションの勝率が55%を超える必勝法、
ノウハウを身につけた投資家であれば、繰り返せば繰り返すほど資産を増やせるFXよりも勝ちやすい投資として注目されていたのです。
トレンドが明確に発生していれば、
○秒後、○分後も、その流れで上昇していると
予測することができますし
レンジ相場でも、一時的に外れたレートの時に
購入すれば高い確率で元に戻ると予測することもできるのです。
丁半博打のような仕組みですが、
為替のテクニカル分析を取り入れることで予測できるため、
勝率を55%、60%、65%・・・と引き上げることができるのです。
これがバイナリーオプションの最大のメリットなのです。
しかし、これを「投機性が高い、ギャンブル的なものだ。」
としてバイナリーオプション規制が導入されてしまったため、
国内バイナリーオプションでは
判定時刻まで2時間 → 繰り返し投資して資産を増やすことができない
ペイアウト倍率変動制 → 予想が当たっても、少しの値動きではペイアウト倍率も小さい
という形に変化してしまったのです。
とくに問題なのはペイアウト倍率の変動制です。
海外バイナリーオプションであれば
購入時点のレートが102.250円
判定時刻のレートが102.251円
予想が当たれば資金は約2倍!!
国内バイナリーオプションの場合
購入時点のレートが102.250円
判定時刻のレートが102.251円
予想が当たっても資金は約1.001倍……
ですから、レートが大きく動かない限り、
利益がでない仕様になってしまったのです。
「為替の方向を当てて」かつ「大きくレートが動いたとき」
にしか儲からないというのであれば、
これは「FX」とほぼ同じなのです。
バイナリーオプション規制後の
国内バイナリーオプションを利用するのであれば、
FXをしていても変わらないのです。
バイナリーオプション規制によって、投機性、ギャンブル性は軽減されたのですが、同時にバイナリーオプションが持っていたメリットも失ってしまったため、多くの投資家は海外バイナリーオプションへ口座を移すこととなったのです。
今回のまとめとしまして、
海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの違いは
バイナリーオプション規制
によって生まれたものと考えて良いでしょう。
残念ながら、
バイナリーオプション規制によって仕様変更した
国内バイナリーオプションはバイナリーオプション自体が持つ魅力を損なうサービスになっているため、本当にバイナリーオプションで稼ぎたいのであれば、海外バイナリーオプションを選ぶべきであると言えます。
どちらにしろ、国内バイナリーオプションのメリットデメリット、
海外バイナリーオプションのメリットデメリットを正確に把握して、
判断すべきです。
いかがだったでしょうか。
次回からは、バイナリーオプションのメリットを最大限に活かすことができる
海外のバイナリーオプション業者はどこなのか?
について、解説していきます。